私の感じている葛藤

みなさまお疲れさまです。

 

最近めっきり寒くなってきました。

私は九州に住んでいるからか、寒いのは苦手です。

 

暑いのも苦手なんですけどね。

 

もはや現代文明に甘えきった生活をしているので、夏はクーラー、冬は暖房やファンヒーターに全力で甘えています。

 

 

これも修行。。。

そう、現代文明機器を適切に使用できるようになるという修行なのです。

「物は言いよう」とはよく言ったものですね。

 

 

ブッダが人間界で修行をはじめて15,6年ほどのときは武道などの疲れることをたくさんしていました。

そのおかげか、お腹は減るのでよく食べ、疲れているのでぐっすり眠り、翌朝スッキリ目覚めるという生活を送っていました。

 

そして当時はガラケー(フューチャーフォン)で、メールや電話以外には使っていませんでした。

カメラすら使用していませんでした。

  

 

今はどうでしょうか。

 

初代iPhoneの登場によって、みんながスマートフォンを持つようになり、手の中で全世界との繋がりを持つことができるようになりました。Youtuberという新しい職業が誕生したことにも、スマホの普及が寄与していると思います。

 

一方では、人同士のコミュニケーションは減ったように思います。

食事中、電車の中、昼休み、あらゆる場面でスマホを手に持つ方々のなんと多いことか。

食事中に話す機会が激減したように思います。

そのほか、電車内で子供を連れた親がスマホを使い、子供には知らんぷりしている光景も増えました。子供がスマホを使っている親に話しかけようものなら「静かにしなさい!」と叱られる場面も目にします。

 

 

科学の発達は暮らしを豊かにしますが、人間関係は希薄なものになってしまうかもしれません。まるでベンサムとカントが相反する主張をしていたように。

 

「酒は飲んでも飲まれるな」のように、「機械は使っても使われるな」の気持ちを持つことが大切なのかなと個人的には感じています。 

 

動かなくてもできる仕事が増えると、身体的疲労感がないので睡眠に関する問題が出てくることも十分考えられます。画面から出るブルーライトが云々との話もありますし。

実際には、画面からのものよりも白色蛍光灯から出ているブルーライトのほうが質も量も多いので、これが日本人の睡眠障害の原因の一つにはなっているのですが。

 

いずれにせよ、便利な世の中はどうしても効率重視、マルチに活躍できることが望まれ、一昔前のような専門店や職人おじさんのような立場にいた人は肩身が狭くなってきています。

 

どちらかに偏りすぎることはよくありませんが、このままでは人間の尊さを感じることのできる人が少なくなってしまうのではとも思います。あくまで私の周辺の人を見ている限りの印象ですが。

 

大日如来様、私はこの葛藤としばらく付き合わなければならないかもしれません。

悟りの境地にはいつ達するのか?修行は続きそうです。

 

 

目指せ、大日如来様。